※この記事は、2019年4月に別ブログで公開した記事を再編集して掲載しています。
自作PCはパーツを選んでる時がワクワクのピーク。
安さは正義!貧乏永久保証、安物買いの銭失いことワイです!
AMD A10-7850KとGIGABYTEのマザーボードをセットで入手したので、コスパのいい自作PCケースを物色していた。
メルカリやヤフオクでも良かったが、ダサい割に高い商品しか見つからず結局Amazonで探す事に。
マジで予算が3,000円程度しかなかったので、今回は「Thermaltake Versa H17(2,962円)」か「Thermaltake Versa H18(3,027円)」、または「舞黒透(3,318円)」の三択となった。
レビュー的にどれも大差なく良品の部類。Versa H17はUSB3.0や電源スイッチがトップに配置されている所が気に入って購入に至った。
※スイッチトップ型は、頻繁にUSBを抜き差しする場合は微妙に使い勝手が悪い。
Versa H17は自作PC初心者にもオススメ!
まずサイドパネルが想像していたより堅牢だった。程よい厚みがあるため、それなりに重い。各パーツの組付けもよくグラつき歪みもない。
また寸法や強度が狂いがちなPCIスロットカバー周りも問題なし。このPCケースどこを取ってもスベスベでバリが見当たらない。手触りが良くて面取り加工が行き届いている。
裏配線スペースには余裕がある
約25mm程度の深度が確保された裏配線スペースは非常に快適だ。
PCケースのフックに結束バンドを通すことで、無駄のないスッキリした配線整理が出来る。
Amazonのレビューで、3.5インチHDDは取り付け出来ないと書いている人がいた。しかし実際は画像のように取り付けることが出来る。マザーボード側には2.5インチSSDを2台設置できる。
ATX電源をケース底面に固定する仕様なので、ATX12v4ピンケーブルの配線が結構ギリギリだった。(※画像の矢印のルート)
マザーボードの仕様や電源の仕様によっては延長ケーブルが必要になるかもしれない。
M-ATX 244mm×244mmサイズ対応
Thermaltake Versa H17は、244mm×244mmサイズのM-ATXにも対応している。その場合は付属の六角スペーサーを2個追加してマザーボードに固定する。スペーサーは手で取り付けるにはネジが硬いのでナットドライバーなどあると便利。
ネジ類は、マザボ固定用、電源用、SSD・HDD固定用などパーフェクトに揃っている。他にはなんもいらないはず。
ケースファンは最大5基設置可能?
Versa H17は背面部の12cmケースファン(3ピン)は最初から装着済み。お世辞にも静音タイプとは言えないが無いよりは余程マシだ。
ファンの増設は天板部分×1基、フロント部分×3基の拡張性がある。
ただしDVDドライブなどは設置できない。ドライブベイ必須の場合は別のケースを選ぶ必要がある。
フロントパネルは両サイドがメッシュ加工(幅1cm程度)されており、最低限の通気性は確保されている。
1ヶ月間ほど使用した結果。ファン2基運用の場合、「フロント+リア」より「天板+リア」の方が、冷却面で1℃ほど優れている事が判明した。
グラボは全長350mmまで
最後にケースサイズにも少し触れておきたい。Thermaltake Versa H17はミニタワーケースにしては割とデカい部類に入る。
(※W200mm×H395mm×D420mm)
グラボは、フロントケースファンを設置した状態で、全長350mmまでの製品が搭載できる。寸法上はそう言える。
欲を言えばケースに持ち手があれば最高だった。持ち手のあるケースは移動やパーツ構成の変更時にとても扱いやすい。
それはさすがに欲張り過ぎか。
この品質(スペック)で3,000円なら文句などあるはずもない。
やっぱり自作PCはケースの出来が良いと組んでて楽しい。とりあえず今回は安物買いの銭失いにならずに済んで良かった。
ちなみに購入を見送った「Versa H18」の方は、フロントパネル全体がメッシュ加工されている。USBやスイッチ類がトップではなく前面に配置されている。ここらへんは好みの問題で機能面の差は聞こえてこない。
※2023年12月現在、Versa H17は値上がり傾向にある。かわりに5インチベイ搭載「ZALMAN T8」が人気のようだ。
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