ABEMAで週末放送中の「SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2022」に、いきなりデジタル大盤なる物が登場してぞくっとした。
従来のマグネットを利用した将棋盤(アナログ?)と違って、タブレットのようにタッチパネルで盤面を操作する。
一見物凄く便利そうだけど頻繁に駒の向きが入れ替わったり、盤上の駒が駒台に飛んだりと大変そうだった。タップ・長押し・ドラッグといった基本操作にちょっとしたコツがあるのかもしれない。
本日、東京Bブロックの解説を担当した横山泰明七段などは、いかにも軽快にデジタル大盤を使いこなしていたが。
まだまだ改善の余地がありそうなデジタル大盤だが、今後はこれが主流になって行くのだろうか?
以前、某解説者(田村康介七段;;)が、うっかり大盤から駒を落としてしまって、「腰痛てぇ」とつぶやきながら駒を拾っていたのが妙に面白かった記憶がある。
局面解説以外はリモコンで操作
デジタル大盤解説では、現在局面の表示や「一手進む」「一手戻る」といった操作もタッチパネルに直接触れて行う。そして盤面下部に設置されているボタンはなんだか押しづらそうに見えた。
腰痛持ちにとっては、アノちょっと腰をかがめる動作が物凄くキツイ事がよくある。田村七段は腰痛持ちぽかったな、、
局面解説以外の基本操作は別途リモコンなどを利用すれば解説がよりスムーズになる気がした。アナログなインターフェースの方がより直感的という場合もある。手のひらサイズのゲームのコントローラーのようなモノでもいい。
そもそも解説者や聞き手がそこにいる必要があるのかどうか?
突き詰めれば、そういった話にもなりかねない。
別室で手元操作(タブレット?)で解説を行い映像と音声(ワイプ)を放送に乗せるなど。この場合、視聴者には盤面解説によって視界が遮られないというメリットがある。
ただそこまで行ってしまうと、それこそ人間味という部分で見る楽しさが半減してしまうのかもしれない。
またワイのような将棋初心者(初級者?)の場合は、実物の駒が動いてる方が理解が深まる場合もある。
※現在局面の再表示や、複数盤面(対局)を切り替えて解説出来るメリットは圧倒的である。
大どんでん返し多めの早指し将棋
「将棋オールスター 東西対抗戦2022」は、早指しだけあって下馬評を覆すような展開が面白い。
東京予選Bブロックでは1回戦で伊藤真悟六段が 佐藤天彦九段を撃破した。これは大金星と言って良い気がする。佐藤九段といえば、同じく早指しのABEMAトーナメントにおいて7戦全勝という快挙を成し遂げているが、、心中お察しします。
また2回戦の深浦康市九段 vs 佐藤和俊七段でも波乱があった。
最終盤ほぼ勝ちの展開になった深浦九段だったが、敵陣に成り込んだ龍の行き場所を間違えたことで佐藤七段の粘りを許し、結果的に大逆転を食らってしまった。
東京予選Bブロックは仕事をしながらだったので3局程しか視聴出来なかった。この記事を執筆するにあたって、増田康宏六段の東京予選Bブロック優勝を知った。
彼はいま早指しに関しては無双状態に突入しているようだ。
※将棋オールスター 東西対抗戦は初手から一手30秒将棋。
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